西広島駅周辺部の線路による南北の分断解消を図るため、自由通路を新設するとともに西広島駅の駅舎を橋上化する工事である。本工事によりバリアフリー化が図られるとともに、広島市による駅前広場、アクセス道路の整備も計画されている。駅舎デザインは『まち』、『歴史』、『交通』の交わりを、木々の『重なり』によって表現している。
自由通路は木漏れ日を感じさせ、コンコースは広く都会的に感じさせる演出が秀逸。制限の多い駅建築の欠点を,照明で最大限カバーする発想を評価する。
黒鯉をイメージしたライトアップなど演出も見事である。