京都橘学園は存在感のある先進的な総合学園となっていくために、Master Plan2022において2つのミッションの実現を目指している。
ひとつは、京都の総合大学として新たなステージの課題に挑戦し、大学を中軸に存在感のある総合学園になること。もうひとつは、教学理念に基づく質の高い教育保育事業を展開し、教育保育で評価される学園となること。そのミッションを実現するために、学部の新設と分散する管理事務機能を一元化し、学生サービスのワンストップ化を図る新施設である。
キャンパスの入口と既存校舎群をつなぐメイン動線上にある本建物において、大庇をライトアップし、屋外通路の間接照明とエスカレーター照明等による「光のみち」を作ることで、訪れる人々をキャンパスの奥へ誘引する、印象的な光の空間を演出している。また、吹抜けから大階段までの大空間で、自然光と融和するサーカディアン制御を行っており、室内でありながら1日の自然光の変化を感じられる心地良い空間を実現している。