開発地は1日の乗降客が約18万人の東北地方最大のターミナル駅・仙台駅の東側に位置している。東口開発は3つのグランドコンセプト「街をつなぐ」「人々がつどう」「未来につづく」に基づき計画された。
1階のアトリウムは「ダテリウム」と名づけられ、仙台の街が生み出す四季折々の表情を原風景とし人と人のコラボレーションから繋がりや可能性を生み出すため多様な利用シーンに合わせた空間を創造した。
2階オフィスエントランスは日中の爽やかで清々しい環境と夜の落ち着いた環境シーンを演出する上質感とゆとりを感じさせる空間となっている。
1階のアトリウムの照明は、吹抜け全体に光源を分散化させることで柔らかな光の演出となっており、立地から多くの人が様々な目的で利用する場所として居心地のよい空間を提供している。
また、2階のオフィスエントランスは、間接光の巧みな設計によって落ち着いた雰囲気を醸し出している。
さらに、運用に合わせた照度設定を行うことにより省エネ性への配慮も見受けられる。