外観を低層・高層の2層の構成に分節し、機能にふさわしいデザインとしている。1、2階の低層部は窓口部門と市民利用スペースを集約、アースカラーを基調とし、豊かな田園風景と調和して、市民の賑わいや親しみやすさを表し、3階~5階の高層部は執務室部門、特別職エリア、6階は議会部門を配置して、わかりやすく利用しやすい階層構成とし、白を基調として、清潔、威厳、平和を表し、市役所のイメージを表現している。1、2階南側のきららモールは2層吹抜けで見通しの良い構成により空間の一体感を実現、きらら通りに面して市民スペースをリズムよく配置し内外の様子や活動を見通すことで、賑わいを生み出している。
昼光の合理的な利用やL2-Tech 器具の積極的な採用を通し、省エネを実現する一方で、伝統工芸品を意識した照明器具を建築空間と調和させ、地域らしさも表現している。また、建物からの漏れる光を外構照明として利用することで、市民を和ませる暖かみのある空間も演出している。