名古屋の戦後復興・都市計画の中、日本初の集約電波鉄塔として建設され、1954年(昭和29年)の竣工以来、60年以上に渡り名古屋市中心部のシンボルとして広く市民に親しまれてきた施設であり、2005年にはタワーとしては全国初となる国の登録有形文化財に認定されている。
2011年7月のアナログ放送終了に伴い集約電波塔としての役割を終えたテレビ塔を商業施設として再生しさらなる魅力向上を図るために、塔体の基礎免震化による構造安全性、耐火・避難の安全性向上(遵法化)、ライトアップ器具更新・サイネージ用LEDの増設、内装のリニューアルを行った。
60年以上にわたり広く市民に愛されてきた街のランドマークに、フルカラーLED照明によるライトアップによって新たな付加価値を与えて観光資源としての魅力を向上するとともに、従来のナトリウムランプに比べて大幅な省エネを実現可能としている。
街に新たな賑わいを生み出すフルカラーLEDの効果的な活用方法として模範事例となる。