銀座駅は日本初の地下鉄線として建設され、東京メトロ3線が乗り入れる複合駅である。
大規模リニューアルでは、空間の力で人々が直感的に領域や方向をつかむことを可能にし、安心した移動や滞在を提供する「誰にでもわかりやすい空間」を目指した。
閉鎖的で迷いやすい地下空間において光によるゾーニング計画がされ、3線のコンコースを、認識しやすい「○△□」のシンプルな形状と、ラインカラーにあわせた光色で表現している。
主要な改札口や各線ホーム階には「光柱」を設け、地上の街並みと調和するガラスの出入口上屋は、ラインカラーに照らすことで何線が近いか誰にでもわかる高いサイン性を確保した。