第2ターミナルビルの南側に増設された国際線増便に対応する施設である。出発ロビーは特殊な膜天井でおおわれた大空間である。
メンテナンスおよび安全面から天井に照明器具を設置せず、照明をすべて天井間接照明で確保することで光膜の天井を明るく見せ、空間の明るさ感および開放感を作り出すことを目指した。
天井を間接照明する主要な照明器具は、ロビーの中ほどに設置されている空調タワーの上部に設置した。限られたタワーの上部面積に十分なパワーの器具を配置することと、商業ゾーンからの見下げの視線に対して器具のまぶしさを感じさせないという二つの課題を解決した。