大阪万博開催地近傍の臨港地区に位置し、一方はテーマパークに面し、他方は川辺に沿って癒しを享受できる大型ホテル。周辺施設イメージと調和させたインテリアと、ニューヨークをイメージしたレンガ調の低層部が特徴的である。
間接照明や、光の陰影、またシーンによって展開する照明の効果は、それらの華やかさ、やわらかさ、癒しの効果をより相乗的に魅力ある空間へと昇華させ、その照明と建築との融合が、このホテル空間の価値を高めている。また意匠性はもちろんのこと、快適性・利便性に配慮されており、来場者と運営者へ寄り添った照明計画である。
館内のエリアごとに用途やシーンに合わせて、制御を含めたきめ細かい照明設計がなされており、お客さまと運営者が共に快適性・利便性を体感できる。特に、特注のシャンデリアが印象的なエントランスホールは伝統的なデザインで空間をまとめながらも、最新の技術が随所に採用されている。
また、外壁には明暗のコントラストを強調するようなライトアップを施すことで、外構との調和も実現し、テーマパークの玄関口に相応しいホテルとなっている。