創業150年を迎える老舗のドラッグストア本社の移転新築計画である。洗練された都市イメージと成長を続ける企業規模へ拡張対応可能なフレキシブル性を持たせた。360度の景色と建物中央に配置する中庭により昼夜を問わず自然光と人工光による明るさを享受、また外観は大庇と木調ルーバの重なりが70m幅のオフィス水平ラインを強調、白山連峰を望む環境に溶け込みランドマーク的なファサードデザインが存在を印象づけている。企業のキャッチフレーズである「健康・美・衛生」が日常のさまざまなシーンで意識できる環境を構築、光と風が抜け社員一人ひとりの顔が見える活き活きとしたコミュニケーションを促す環境となっている。
建物外観の全面ガラスと建物中央の中庭から自然光を取り込んだ開放的な空間に対して、壁面や天井を照らす間接照明で全体を低色温度とすることで、自然光と人工光をバランス良く調和させ、柔らかく爽やかで活き活きした空間を創造すると共に、夜景に統一感を持たせている。