1970年代から渋谷の街と共に文化を創り、パルコの旗艦店として発展してきた渋谷PARCOの建替計画である。店舗・劇場に加え、新たにオフィスを付加した複合施設として生まれ変わった。
建築コンセプトは「原石の集積が形づくる立体街路」とし、渋谷の特徴である「坂」や「通り」、まちの界隈性を建物外周部に立体街路として取り入れ、渋谷の人の流れや賑わいがそのまま建物へとつながる回遊動線を計画している。原石の合間を縫うように巡る立体街路を、建物外周の新たなストリートと見立て、足元に配した一筋の間接光により地上から屋上広場へと人々を誘い、渋谷の新たなストリートに賑わいと居心地の良さを同居させている。