かみす防災アリーナ 19

東京8 茨城県神栖市

照明普及賞受賞

  • 清水建設・梓設計設計共同企業体
  • ぼんぼり光環境計画株式会社
図1 コミュニケーションコリドー
図1 コミュニケーションコリドー
図2 メインアリーナ
図2 メインアリーナ
図3 点在する家具に付随する光
図3 点在する家具に付随する光
図4 外観
図4 外観

概要

 平常時から地域コミュニティの形成、住民の自発性を促すきっかけとなる施設を目指し、そのことが災害時の助け合いに繋げられないかとの思いから計画された公共施設である。そして,地域の防災拠点と位置づけ、災害時の避難所機能および屋内に求められる救援・救護スペース等の機能確保を目的に防災機能を持つ多目的施設として整備された。平常時には、安全・安心な環境の中で、スポーツ等を通じた市民の健康づくりに寄与し、各種イベントの開催により多くの人が集い、市の中心部にふさわしい賑わいを創出する。スポーツ・文化の活動で賑わい、市民が憩う、地域防災拠点「かみす防災アリーナ」をコンセプトとしている。

  • 建築面積:13,891.97㎡,延床面積:20,145.47㎡,高さ17m
  • 構造:鉄骨造,階数:地下1階・地上2階

2019年照明普及賞 寸評

  • 均質ではない明かりの手法を用いながら、大きな空間をうまくまとめていることがわかる。
  • 公共施設というパブリック空間をプライベートな感覚に近づけアットホームな交流空間を感じさせる。
  • バックヤードの漏れ光にまで配慮された緻密な照明計画によって、地域に誇れる施設の創造および夜景効果をもたらしている。
  • 温かい雰囲気で安心感を与える照明となっており、防災アリーナという目的に沿っている。