「KITCHEN & MARKET」は、物販と飲食を融合し、「新しい食の市場」を目指した阪急オアシスの新業態である。カジュアルさの中に非日常感を生む「にぎわい」のあるヨーロッパの市場(いちば)をデザインイメージとしている。
地下2階にありながら開放的な市場(いちば)の雰囲気を演出するために、スケルトン天井や石張り風の床タイル、そして朝、昼、夜と時間とともに変化する光環境を創出した。
新業態の店舗として、従来のスーパーマーケットの明るさに捕らわれず、スポットライトのピックアップ効果を高める明るさ設定をしている。また、無線調光システムにより、時間と共に変わる利用形態に応じて明るさを変更させることにより、地下空間でありながら、時の移ろいを感じ、屋外の市場にいるような臨場感を作り出している点が優れている。これまでのスーパーマーケットには見られなかった丁寧な照明設定(照度・色温度・演色性)が施され、屋外市場のにぎわいの臨場感を照明で作りだしている。