東大阪市花園ラグビー場は、大阪府東大阪市の花園中央公園内に位置し、1929年に開場した歴史あるラグビー専用競技場で、全国高校ラグビー大会などが開催される高校ラグビーの「聖地」として親しまれている。
また、ラグビーワールドカップ2019TMの開催地に選ばれ、2017年より大規模な改修増築工事が始まり、ラグビーの歴史を感じられるラグビーミュージアムや大型映像装置、照明など最新の設備が導入され様々な観戦スタイルに対応したスタジアムに生まれ変わった。
ライトアップされた外壁は、高さ約20m、横約190mでスクラムをモチーフにした蜂の巣状の構造体で昼間も存在感を出している。
V字型の柱が組み合わさった建築部材を生かしたライトアップとなっており、競技場の雰囲気を盛り上げている。外壁の構造に合わせて投光効果の実験が実施され、上部まで光が届くかどうかの確認等、柱を効果的に照射する検討を実施しており見事な演出となっている。季節による演出パターンの変化、試合時の日の丸演出など工夫を凝らしたものとなっており、来場者を楽しませる照明設備である。