一般病棟281床、地域包括ケア病棟44床、計325床、その他人工透析150床を有する新潟県屈指の医療施設である。急性期医療を中心とした高度専門的な医療を行う地域の中核病院として地域と密着した医療施設となっている。無線照明制御システムによる照明のスケジュール制御を導入し、各時間帯に最適な照度を確保しつつ省エネを図っている。病院の顔となる待合の吹抜空間にはシームレスな直線状の美しい光と高い省エネ性を持った照明器具を採用し、2700Kから6500Kの間での調色機能を用いることで季節にあわせた心地よさを感じる空間を演出している。
病院には,エントランス・待合室・共用通路等様々なエリアがあり各所で必要とされる照明環境が異なるが、それぞれのコンセプトを明確にしそれを具現化している。また,無線制御システムを導入し個々の灯具のコントロール、エリアごとの調節、日時に合わせた自動制御など省エネや快適環境の提供が可能となっている。これにより省エネだけでなくサーカディアンリズムに合わせた照明環境も実現できる。