築23年の既存オフィスビルを、近年の脱炭素に対する社会的要請や働き方の多様化に伴うテナントニーズの変化に対応したスマートビルに改修した。共創エリアの照明は、調光調色・DALI制御によるスケジュール運用とし、様々な内装マテリアルと組み合わせることで、専有部と異なるイメージの光環境を創り出し、様々なワークシーンのニーズにこたえるオフィスビルを実現した。
これらのマテリアルは資源の循環・脱炭素化への貢献を意識した「再生材・集成材」を中心に活用しており、高い省エネ・省メンテナンス性を考慮した照明計画とあわせることで、ニューノーマル時代に求められる「あえて行きたくなる空間性」と「サスティナビリティを考慮したブランド力」を持つオフィス空間を創出している。
既存施設の改修ではあるが、従来オフィスとは異なる新しい働き方にあわせた空間づくりが行われている。
共創部エリアでは与えられた「あえて行きたくなる空間性」のコンセプトを具現化するために、調光、調色照明、スポット照明や外光を駆使し。照明にできる様々な試みがなされている。