1981 年竣工の旧百貨店建物を40階建ての商住一体の複合建物に再生するプロジェクトである。旧建物の周囲には段差や駐輪場も多く、商店街や歩行者空間との繋がりが弱かった。また、近年の消費行動の変化に対応できず、床面積を有効活用できていない状態であった。これらに対して、「街との関係性の構築」「日常の居場所づくり」「新たな都市居住空間の創出」に取り組むことで、街と建物の関係を繋ぎ直し、地域やそこに住まう人とともに持続・発展する循環型社会の実現を目指した。
全体の照明計画も「街と繋げる明かり」「日常の居場所を照らす明かり」「新しい都市居住空間の明かり」に取り組んだ。