様々な環境負荷低減手法と省エネルギー技術により、中部地区では延べ面積10,000㎡を超える事務所用途で初のZEB ready建築として、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)による5段階評価の最高ランクの認証を獲得した。
外観は、飛行機の翼をイメージした大らかな屋根と、宿場町の街並みを構成する連子格子をモチーフにした壁とガラスの組み合わせで構成している。各階の庇は日射負荷軽減と採光、眺望を両立し、外壁メンテナンス時にも利用可能である。内装は、岐阜県産杉材を大々的に採用し市民の方々に親しみを持ってもらえるような温かみのある空間としている。
各務原市の「市民の安全・安心な暮らしを支え、みんなにやさしい庁舎に」のコンセプトに照明計画としても新しい工夫も取り入れつつ見事に調和しており、これからの庁舎施設の照明設備として高く評価できる。