同市芸術文化ホール「くらら」(2015年竣工)と西条中央公園を挟んで向かい合う立地に計画された市立美術館で、隣接した市役所とともに街の文化的街区を形成するプロジェクトとなっている。
ファサードは、通常時は周辺環境に合わせ白色(4000K)の光だが、特別な演出時には窓の下部に仕込まれたLED RGB照明で色をつけ、「桜」「新緑」「清涼」「紅葉」など季節を感じる混色パターンでメッセージ性の強い外観を作っている。1階ロビーも、外観と同様にライン照明(調光調色)で照らし、イベント時には外のライトアップを消灯して窓枠内側のRGB照明で色を染め、印象的な内部空間を演出するとともに、自動エーミングダウンライトにより、目的に応じた光、多目的に対応する光を得ることができる。