大阪の代表的な商業エリア・心斎橋に建つ建物の大規模改修計画である。御堂筋側の外装は新素材を用い「ドレープ」をモチーフとしたルーバで覆い一新した。外装のライトアップは、外装の流麗で華やかな様を活かした照明計画により、御堂筋の夜の都市景観を彩っている。内装は、既存意匠の良いものを残し、活かしながら未来へと受け継ぐ方針とし、「時をとらえて刺激をまとう店舗計画」をテーマとした。
広角配光のライン照明による外装ルーバのライトアップやエントランスゲートの照明により御堂筋のにぎわいに貢献しながら、周辺の光環境にも配慮して御堂筋景観全体の調和も実現している。また、既存素材を積極的に活用することにより、建物の歴史と調和する光環境となっている。