浜松町という陸、海、空の交通の要所であり、恩賜庭園を望む好立地にオフィスを中心とした商業、公共施設の複合施設が誕生した。JR浜松町駅とゆりかもめ竹芝港駅を3階と2階レベルでつなぐ空中デッキと連動した、2階から6階まで展開する「スキップテラス」と呼ばれる立体テラスは「空・蜂・水田・香・菜園・水・島・雨」の八つの景からなる「竹芝新八景」をテーマとし、水と緑を感じながら働く新しいワークスタイルを提案している。
スキップテラスは足元の光ライン状の間接照明でつなぎ、その一体感を表現する。3階の多目的広場はイベント時に4階テラス先端部に設置されたスポットライトによる演出が可能となっており、6階のワーキング&憩いスペースはライン状の光と樹木へのアッパーライト、テーブル上の光が心地良い空間を演出している。
照明の位置、グレア対策、メンテナンスなど良く整理された明快な計画となっており街の景観美化に貢献している。建築やランドスケープデザインを上手く生かした照明手法は波及効果が高い。