羽田空港島に竣工した本施設は、「先端技術」と「文化産業」の交流を促し「新産業創造発信拠点」を企図して計画された、水平に連続する多棟の複合施設である。
様々な施設をつなぐ歩行空間としての「イノベーション・コリドー」を中心に賑わいが演出され、コリドー上にかかる「イノベーション・フォーラム」が象徴的な交流拠点と位置付けられている。
日本文化を今日的に表現するため軒や庇、盆栽風植栽、燈籠や行灯と言ったモチーフが重なりながら、昼・薄暮・夜それぞれに適切な光景が工夫され、時折々の風景が演出され、建築・ランドスケープ・照明が一体となり新たな街の景観を作り出している。