地上6階地下1階の鉄骨造の建物で、面積構成は、地下駐車場 約2,300 ㎡、議場・傍聴席 約1,700 ㎡、委員会室 約3,000 ㎡、議員控室約3,000 ㎡、延べ床面積は約19,160 ㎡となっている。2階に議会事務局や図書室、5階に議場、6階に一般傍聴席などが設けられており、1階の道民ホールや議会食堂は一般に開放されている。
環境負荷低減への取り組みとして、省エネルギー技術を採用しながら、太陽光発電や空調利用として井水利用といった新エネルギー技術を導入している。その他、中間期に有効な自然換気を執務室や傍聴者ロビーに積極的に取り込んでいる。併せて、自然採光と昼光センサによる照明エネルギーの軽減を実践。これらの効果をシミュレーション検証し、開口部の位置等を決めている。
また、災害時の継続性や長寿命化への配慮及び建築計画との整合性(平面計画の自由度)を目指し、経済スパンの得られやすい鉄骨造を採用している。大規模地震の発生後に本会議や各委員会等の開催など議会運営に支障のないよう、免震構法(柱頭免震)を採用している。これらにより、将来的な用途変更も見据えながら長寿命な施設運営が可能となっている。