阿波銀行新本店営業部ビル 59
四国1 徳島県徳島市
概要
「いつでも」「どこでも」手続きが可能となった時代の中で、地域に根ざす地方銀行として、これからの時代を見据えた「銀行サービスのあるべき姿の具現化」「ブランド力の強化」を目的とし計画された旗艦店舗である。商店街の入口に位置しており、地域経済活力創造への起爆剤としての役割も担っている。地域への開放や阿波銀行の新たなサービスを打ち出すべく、様々な使用用途を想定したパブリックスペースは、落ち着いた憩いの空間となるような照明計画としながらも用途に合わせて調光・調色も可能とした。
- 規模:延床面積4,974.08㎡、地上4階、地下1階、S造
2019年照明普及賞 寸評
- 建築・空調設備が一体となり端正な天井を実現している。
- 自然光の積極的な取入れと照明制御により省エネを図っている。
- 開放感のある空間設計に合わせた照明設計となっており、自然光と協調できる調光・調色機能を有し、適切な照明環境を実現している。
- パブリックスペースの照明は、銀行の建物を意識させず、優しい光で包み込む空間に仕上がっている。また、イベントや季節に応じて、フレキシブルに照射方向の変更や、調光・調色が可能な点が評価できる。