高崎芸術劇場 15

東京4 群馬県高崎市

照明普及賞受賞

  • 株式会社佐藤総合計画 技術本部 環境オフィス
  • 株式会社キルトプランニングオフィス
図1 大劇場ホワイエ
図1 大劇場ホワイエ
図2 大劇場
図2 大劇場
図3 音楽ホール
図3 音楽ホール
図4 エントランス
図4 エントランス

概要

 高崎芸術劇場は「高崎パブリックセンター」の中心施設と位置付けられ、「上信越と首都圏、そして北関東を結ぶ高崎の顔」として高崎の都市ブランド力を高めていく「都市集客施設」であると同時に、音楽の中心都市高崎の芸術文化の創造と情報発信拠点である。高崎芸術劇場は大きく、「大劇場」:約2000 席 の高性能な多機能ホール、「音楽ホール」:約400 席の音楽専用ホール、「スタジオシアター」:いす席で約500 席、スタンディングで 約1000 席のスタジオの3ホールと、リハーサル室として主舞台と同サイズを確保した群馬交響楽団の主練習場を中心とした「メインスタジオ」、さらに一般用貸スタジオ、運営事務室等からなる「音楽のある街」高崎の文化芸術を育み、発信の場となる複合施設である。

  • 地下1階、地上8階、延べ床面積27,204.00㎡

2019年照明普及賞 寸評

  • それぞれの空間の要求に合わせたきめ細かい照明計画が行われており、建物全体で照明が空間構築の大きな役割を果たしている点が高く評価できる。
  • 大劇場では種類の異なる形状のLEDダウンライトをランダムに配置し、ホワイエでは光壁による緩やかな境界を表したり足元を照らすカウンター照明を用いたりするなど、要所要所の計画が的確である。
  • 個別の空間における設計密度が高く、施主・設計者との綿密な打ち合わせと試行が重ねられたことが読み取れる。