国内では3例目となる、国際大会への対応を踏まえながら、ランニングコストの低減に配慮し、世界最高水準の競技環境を目指した“屋内スケート場”であり、スポーツを中心とした交流拠点と、多目的に利用できる“みんなのスケート場”としての日常活用と、災害時の“地域防災拠点”としても活用できる大型競技施設である。
約14,000㎡アリーナには、国際規格400mダブルトラック16m幅のスケートリンクを中心に、リンク内側にはフットサル用人工芝を敷いた約33m×約42m競技面と、バスケットやバレーなどに活用できる約33m×約42mの体育館長尺床、さらに約16m×16mミニリンク一面を有する。
リンク外周には幅1.55m×2レーンのランニングコースがあり、固定観客席約3,000席、コンサートなどアリーナ活用時には約9,000席まで収容が可能である。
国際大会にも対応した屋内スケート場であるとともに、他の屋内スポーツにも多目的に利用できる交流拠点と地域防災拠点も兼ねた施設である。また、ランニングコストを低減したLED照明を導入した国内初の屋内スケートリンクである、スケート競技中の選手の目線を考慮し、選手背面からの照射によるグレアの低減、氷上反射光の低減を行った設計がなされている。また、照明制御盤の管理による一括制御と監視、キャットウォークなど、利便性・メンテナンス性にも配慮されている。