1983年に各種スポーツ施設が林立する北見市東陵運動公園に設置された、北見市立体育センターの、メインアリーナである第1体育室は、個人利用から団体利用(アマチュアスポーツ・その他催物)まであらゆる目的で道民に利用されている。また、北見市の指定緊急避難場所としても登録されている。(バスケットボール1面、バレーボール2面、バドミントン6面、テニス2面、卓球台12台)
今回の改修は「北見市公共施設における地球温暖化対策実行計画に係るカーボン・マネジメント強化事業」の一環であり、省エネルギー手法の水平展開が期待できる施設として選択された。設備老朽化に伴う単なる設備更新ではなく、照明設備のLED化など施設における設備のダウンサイジングを図るとともに、照明設備の間引き・調光など施設整備に頼らない運用改善により、さらなるCO2の削減を目的としている。
既設の体育館に無線技術を利用した照明施設を導入した事例である。無線技術を採用することにより、特段の配線工事を要することなく複数の照明パターンを容易に設定・選定できるなど、操作性や機能性、施工性・経済性にも優れた照明制御システムを実現している。