ヴィーナスウイング長崎女神大橋は、長崎港によって分断されている長崎県長崎市南部・西部を最短距離で結ぶことで市内中心部の慢性化した交通混雑を緩和し、地域全体の産業・経済・文化の活性化を図ることを目的として計画されました。観光県長崎の魅力的な地域イメージを創造するランドマークであり、新しいシンボルとしても期待されています。
本橋梁の景観照明は長く培われてきた夜景の街“長崎”の新たな風景を創出するとともに、用の明かり/美の明かり/象徴の明かりとしてどれも欠かせないものとし、単に明るくすることではなく、橋梁の立地、形態の特徴を捉え、市民が風景として末永く愛でることができるライトスケープ(光の景)を創出することを目的に計画されています。
橋梁のライトアップには、主塔の形状を際立たせながら女神の羽を創造させるワイヤーを意識させ、両側の丘陵を結ぶ橋桁を強調し、そして、時や季節の変化に対応できる構成としています。
海の街『長崎』において海のイベント、記念日などに効果的なシアン(青緑)系の光
夏の空にかかる虹と花火をイメージした光
長崎の祭りの活気と賑わいが感じられるような色とりどりの光
長崎県長崎市
国土交通省・長崎県
2005年12月11日
主塔ライトアップ ― メタルハライドランプ
ワイヤーロープライトアップ ― メタルハライドランプ
フルカラーLED
・海面から70m の位置に設置された橋全体をライトアップする投光器
・ライトスケープを 創り出すLED 照明器具