照明学会100周年記念事業
第15回照明の科学と技術に関する国際シンポジウム(LS15)
開催概要報告(速報)
LS15実行委員会
世界の照明関係研究者と直接議論し切磋琢磨できる場、および日本の照明の科学と技術を世界にアピールする場の提供を目的として、2016年5月22日(日)~27日(金)の期間、京都大学に於いてLS15を開催し、関係各位の多大な協力により無事終了することができました。以下に概要を報告します。
主催(共催)
- 一般社団法人 照明学会(主格)
- Foundation for the Advancement of the Science and Technology of Light Sources (FAST LS、LSをサポートする英国のNPO法人)
- 国立大学法人京都大学大学院工学研究科
会場
京都大学医学部創立百周年記念施設
芝蘭(しらん)会館
(稲盛ホールおよび山内ホール)
参加者
- 総数:214名(同伴者9名を含む)
- 国:日本137名、中国21名、フランス9名、ドイツ6名、米国6名、台湾5名、イタリア5名、韓国4名、ベルギー4名、ハンガリー3名、ロシア3名 他
- 前回イタリアでのLS14では211名でしたが同伴者を含んでいるかどうか不明です。
投稿
- 総数:150件(LS14では134件)
- 国:日本75件、中国25件、フランス8件、イタリア6件、ドイツ4件、米国3件、英国3件、ロシア3件、マレーシア3件 他
- 分野:Light Sources 57件、Applications 30件、Human Factors 16件、Invited 28件

参加者統計

投稿統計
シンポジウム概要
- 22日(日)は基調講演として、QDレーザー代表取締役社長の菅原氏と松下進建築・照明設計室の松下氏に講演をいただき、その後Welcome Receptionを開催しました。
- 23日(月)はオープニングセレモニーを行い、照明学会の松木会長からも開会に際しての祝辞を述べ、その後通常の学術セッションを行い、夜にはGet-together Partyを開催しました。

菅原氏

松下氏

照明学会 松木会長
- 基本的には、1つのセッションはポスターセッションを中心として、その前後に講演を配置しています。講演は招待講演とランドマーク講演で構成し、全日に渡ってプレナリー招待講演から始め、日によっては稲盛ホールと山内ホールの両方を使ったパラレル・セッションを設け、またチュートリアル・セッションも設けました。プレナリー講演は次の方々にお願いいたしました。
- 23日(月) 日本照明工業会専務理事 内橋氏
- 24日(火) CIE会長Ohno氏
- 25日(水) 上智大学 岸野教授
- 26日(木) ブダペスト工科大学のPoppe准教授
- 27日(金) 日亜化学工業 松田氏

メイン会場の稲盛ホールの様子

ポスターセッションの様子

内橋氏

Ohno氏

岸野教授

Poppe准教授

松田氏
- 25日(水)の午後はフリータイムとし、堀木エリ子ショールームの見学を行いました(希望者のみ)。夜はKiyomizu東山にてバンケットを開催しました。
- 27日(金)には、照明学会100周年記念特別講演として、京都大学の野田教授と名古屋大学の天野教授に講演をいただきました。この講演に限り京都大学の学生にも無料開放しました。その後、クロージング・セレモニーにて、1995年に京都で開かれたLS7の副議長であった神谷氏にこれまでのLSへの貢献を感謝し記念品を授与し、また次回LS16開催地が英国であることが紹介されました。

野田教授

天野教授

FAST-LSの Chair、Devonshire博士(左)と神谷氏(右)
広告展示
展示にご協力いただいた企業
- Platinum:ウシオ電機株式会社、SAES Getters S.p.A、西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社、日亜化学工業株式会社
- Gold:株式会社飯田照明、大塚電子株式会社、株式会社相馬光学
- Bronze:ウシオライティング株式会社
助成
- 立石科学技術振興財団:¥1,000,000
- 万博基金助成金:最大¥1,200,000(赤字補助)
- 京都文化交流コンベンションビューロー
- 京都らしいMICE開催支援補助制度:¥292,734(京都らしい文化プログラム、京都らしい伝統産業製品)
- 小規模MICE開催支援助成金:¥125,000
バンケット参加者
- 総数:99名
- 国:日本45名、中国17名、フランス7名、米国5名、ドイツ4名、ベルギー4名、ロシア3名、ハンガリー3名、台湾3名 他
- 京都らしいMICE開催支援補助制度を利用して舞の披露を行いました。
バンケットの一コマ

Devonshire博士

LS15実行委員長、川上教授
サポート
照明学会本部および照明学会関西支部から受付の応援をいただきました。