このたび、本学会にて作成したJIS原案が、日本工業標準調査会の審議をへて、平成23年12月20日に制定されましたので、概要を以下に紹介します。
地球温暖化対応の一環として,LEDを光源とした照明器具による省エネルギー対策が注目されている。しかしながら従来は,照明器具の全光束などの性能及びその測定方法は,JIS C 8105-3:2006(照明器具−第3部:性能要求事項通則)の附属書(照明器具の配光測定方法)として示されているだけであった。このため,照明器具の製造業者等は,この附属書,照明学会の技術基準などを参考に独自に測定し,照明器具の性能を公表しているのが実態であった。
一方,海外をはじめ,我が国でも新規に照明事業に参入する製造業者等が相次ぎ,市場において性能競争が激化している。
このような背景から,照明器具の性能を評価するに当たり,統一的な測定方法を規定し製造業者等の競争力の向上を図り,日本経済の発展へと導くことを目的として,本規格を制定した。
本規格の主な特徴は以下の通り。
以上