約46,000㎡の土地に複数棟のラボラトリーやアカデミア、ホテル、カフェなどで構成されたライフサイエンス分野の世界最先端研究開発拠点である。川崎市の国家戦略特区「キングスカイフロント」エリアの中で賑わい創出と研究施設を求められたこのエリアにおいて、隣接する街区公園のフェンスを撤去し、本敷地と連続したパークを形成することで一体的な賑わいの空間を創出し、研究者だけではない市民や来訪者の居場所となる開かれたまちづくりを目指している。中央のセンターパークにはどこからでも自由にアクセスできるプロムナードを複数設け、新たな人の流れを生み、様々な人が集い、交流し、新たなイノベーションを生む場となる。
建物はハーフPCを用いたキャノピーを各階層に設置して水平性を強調させ、最上部には水平なラインが出るライトアップキャノピーを設けて夜間に照らすことで、日中とは異なる街の美しさを表現、羽田空港の滑走路の延長線上にあるこの敷地は上空からもその形態を視認でき、世界に向けた研究開発拠点のまちづくりとなっている。
「光のサークル」や「緑を感じる光」等、様々なアイデアを取り入れ、空港滑走路の延長線上にある最先端研究開発拠点を光で表現。アクリルカバーを用いたLEDでは表現できない殿町の青色を採用し、色鮮やかで美しい照明デザインを実現。