銀座通りに面するファサードのリニューアルに際し、目指したのは表情のある「ホワイトボックス」。エンボスパネルとガラスのダブルスキンによるファサードには布のような表情がかもし出される事を期待しています。昼間は陰影による綿布のような柔らかな表情、夜はカラーLEDにより重力感のない絹のようなクリアな光の表現が生まれました。刻々と変化する街に馴染ながら銀座のイメージとして浸透しています。
東京都銀座3丁目
LED照明 光源素子 約18万個
CONTOROLLERS DMXコントローラー
地域活性化を願い計画された北見信用金庫のファサードです。北見の風土を表現した流氷と青空をイメージしたダブルスキンの外壁はタペストリー加工等を施した白色ガラスと濃紺色の太陽光発電パネルで構成されています。3F~9Fのダブルスキン内の歩廊部分にデジタル制御カラーLED投光器133台を設置し、ガラス壁を巨大なライトボックスに仕立て上げています。年間を通じてタイマーによりグラフィックパターンを表現できるようにプログラムされています。
北海道北見市
Color Blast 12 133台
横須賀美術館は、2007年市制施行100周年を機に建設されました。海と山の入り組んだ三浦半島の地形と豊かな自然環境を保持しながら、海と向き合うように建てられています。日中は天井や壁に開けられた丸穴から自然光が降り注ぎ、開放的なエントランス空間を作り出しています。照明器具は全て丸穴に沿って設置され、この特徴的な建築デザインを損なわないように配慮されています。夕暮れになると室内は照明の光で満たされ、丸穴は昼間と異なる色彩のコントラストを作り出します。
美術館外観
美術館内部
神奈川県横須賀市鴨居
ヤマギワ株式会社