照明学会固体光源分科会 公開研究会 開催報告
テーマ:
「照明用固体光源における材料・デバイスの基礎技術の進展」
開催日時:
平成29(2017)年1月30日(月) 13:20~17:00
開催会場:
日本大学理工学部 駿河台校舎 1号館 2階 121会議室
参加人数:
30名
主催:
(一社)照明学会 固体光源分科会
協賛:
(独)日本学術振興会光電相互変換第125委員会、
蛍光体同学会((公社)電気化学会蛍光体研究懇談会)、
特定非営利活動法人LED照明推進協議会
概要:
現在、照明用の固体光源として普及が進んでいるLED ランプでは、青色LED と蛍光体の組合せを基本的な構成とする白色LED が主流となっている。本研究会では、このような固体光源において発光を担う材料・デバイスに焦点をあて、LED およびOLED に関する技術の現状と共に、高性能化と高機能化に向けた新たな取組について、事例を挙げながら解説する。
プログラム:(敬称略)
- 「青色励起によるAAA級高演色LED照明の実現」
サンケン電気(株) 生産本部 田中 芳憲 - 「GaN系3次元マイクロファセット構造による多波長LEDの開発」
京都大学 工学研究科 川上 養一 - 「銀含有ゼオライト系蛍光体の開発~現状と今後の方向性~」
レンゴー(株) 中央研究所 杉山 公寿
休憩(15:25 - 15:40) - 「有機EL照明概要と技術開発について」
パイオニア(株) 研究開発部 東家 安伸 - 「量子ドットLED:塗布プロセスで作製する無機・有機ハイブリッド構造」
広島大学 自然科学研究支援開発センター 齋藤 健一
報告:
固体光源分科会主催の公開研究会「照明用固体光源における材料・デバイスの基礎技術の進展」を開催しました。 当日は、30名を越える多くの聴講参加者にお集まり頂きました。
5名の講師の皆様には、現在取り組まれているLED照明の最新の技術に始まり、次世代の材料や無機・有機発光デバイスについてわかりやすくご講演頂き、その後の議論も活発になされました。 このような無機・有機の垣根を越えて将来の照明用材料・デバイスを議論する研究会は大変新鮮で、今後の研究開発の良い刺激となったものと思われます。
今後もさまざまな切り口で、照明用固体光源の公開研究会を催して参りますので、皆様のご支援・ご参加を宜しくお願い致します。
最後に、お忙しい中ご講演いただいた講師の皆様、また聴講参加者の皆様に対して、この場をお借りして御礼申し上げます。 また、会場設営・運営面で多大なるご協力を頂きました日本大学 篠田之孝教授に御礼申し上げます。
公開研究会の様子