TOP / 照明学会誌バックナンバー / 照明学会誌 2010年 Vol.94 / 第94巻 第10号 2010年10月
わが国では世界有数の高齢社会を迎えており,さらなる照明環境の向上が求められているが,一方では地球温暖化防止,省エネルギーの面から消費電力の削減も同時に求められている.本特集は,このような要求に応えるため,高齢者の主要な生活の場であり,かつ照明用電力の主要な消費の場である住宅において,快適性を確保しつつ大幅な省エネを図る新しい照明手法のあり方に重点をおいて研究調査したことをまとめたものである.内容は,大きく分けて,「住宅照明の実態調査」と「多灯分散照明に関する実験」である.前者では,実態調査とそれらの分析,さらに消費電力量の削減についての検討,後者では,種々の照明シーンによる主観評価実験とそれらの分析,多灯分散照明による照明計画の提案について述べる.
(No.1260)株式会社福岡銀行 折尾支店の照明
松本 修哉673
(No.274)池泉回遊式日本庭園「由志園」の照明
山我 理恵675
(No.275)イオンモール草津の照明
窪 誠司676
(No.276)株式会社中電工 上天満町ビルのライトアップ
北本 晴久677
(No.277)泉パークタウン タピオの照明
加藤 太一678
(No.278)広島鉄砲町ビルディングの照明
上田 重史679
居住空間における多灯分散照明に関する評価実験
金谷 末子680
明るさ画像を用いた適切な多灯分散照明の設計
中村 芳樹681
多灯分散照明方式による居住空間の照明計画
松下 進682
照明学会・普及部の今後
楠瀬 善之683
総論 省エネと快適性を目的とした住宅照明
大谷 義彦,岩田 利枝684
照明における省エネの試算
八木 敏治687
住宅の居間照明の実態調査
森 明693
居間における照明用電力消費量削減の検討
岩田 利枝698
居住空間における多灯分散照明に関する評価実験
金谷 末子704
明るさ画像を用いた適切な多灯分散照明の設計
中村 芳樹710
多灯分散照明方式による居住空間の照明計画
松下 進716
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